ロゼッタストーンといえば、英語学習教材のなかで安定した地位を誇る人気教材。
「英語が話せるようになりたい、あんなにがんばって勉強したのに会話ができない。」そんな思いを持った創業者から生まれた学習メソッドで、海外に暮らすような環境で「聞いて、話せる」会話力を身につけることを目的としています。
さて、そんなロゼッタストーン。ロゼッタストーンTOTALe Basicは、ソースネクストで27,593円(税抜)で販売されていますが、税込で3万円程度だと、中身をある程度知ってから購入したいところですよね。ここでは、私が実際にロゼッタストーンを使って、どんな内容かを抜粋してご紹介します。
今回は、ロゼッタストーンのレベル1ユニット1についてレビューします。
ロゼッタストーンのレベル1 ユニット1の概要
ロゼッタストーンのレベル1 は、基礎の基礎をつくるプログラムです。
発音、語彙、文法、リスニングと読解、読解、ライティング、リスニング、会話、復習のセッションで構成されています。
レベル1 ユニット1の学習内容
ユニット1語彙セッション
レベル1ユニット1の語彙セッションでは、基礎的な単語を学んでいきます。
学習手法
単語レベルの学習
単語レベルの学習についてですが、例を出しながらお話しします。上の図では「a girl」という単語を学んでいます。学習プロセスとしては、「a girl」という発音を聞いた後に、どの画像が「a girl」にふさわしいかを当てていきます。「a girl」は女の子のことなので、左下の女の子を選んでいきます。このようなセッションが複数回登場します。
文章レベルの学習
語彙セッションには文章レベルで語彙を学ぶセッションがあります。例えば上の図では「The boy is reading」というセンテンスを使って語彙を文章を通じて学んでいます。
具体的には、「The boy is reading」という発音を聞いた後に、4つの写真のどれが「The boy is reading」を示しているかを当てていきます。「The boy is reading」は「男の子は本を読んでいる。」という意味なので、左下の男の子が本を読んでいる画像が正解です。このようなセッションが複数回登場します。
ポイント
このような形で、基本的な単語を単語レベル・文章レベルで学習していくのがレベル1 ユニット1の語彙セッションです。セッションのポイントは画像と単語を視覚的に結びつけていくところ。「a boyだから男の子、だから男の子の画像を選ぼう」といった思考プロセスではなく、「a boyだからこの画像を選ぼう」といった思考で、反射的に回答を選んでいくようにしていくのが上達のポイントだと思います。
学習できる単語例
- girl
- boy
- man
- read
- write
ユニット1文法セッション
レベル1ユニット1の文法セッションでは、基礎的な文法を学んでいきます。
学習手法
名詞の複数形
文法セッションには名詞の複数形を学ぶセッションがあります。例えば上の図では「The men are reading.」というセンテンスを使って文法を学んでいます。
左上の写真と合わせて「The [空白] are reading.」という発音を聞いた後に、文章内の「men」か「man」かを選択します。3人の男性が新聞を読んでいる画像から複数形であることを認識し「men」を選択していきます。
動詞の複数形
文法セッションには動詞の複数形を学ぶセッションがあります。例えば上の図では「The girls are running.」というセンテンスを使って文法を学んでいます。
「The girls are running.」という発音を聞いた後に、4つの写真のどれが「The girls are running.」を示しているかを当てていきます。「The girls are running.」は「女の子たちは走っている」という意味なので、右上の女の子たちが走っている画像が正解です。
名詞の置き換え
文法セッションには名詞の置き換えを学ぶセッションがあります。例えば上の図では「The boy is running.」というセンテンスを使って文法を学んでいます。
「The boy is running.」という発音を聞いた後に、自分の声で「The boy is running.」を吹き込みます。その後「He is running.」という発音を聞いた後に、自分の声で再度「He is running.」を吹き込みます。
これは「The boy」を「He」に置き換えられることの習得練習で、上の図に載っている他の例も同様です。例えば右上であれば「The woman」を「She」に置換できるという意を発音、発声を通して学ぶことができます。
ポイント
このような形で、基本的な文法を単語レベル・文章レベルで学習していくのがレベル1 ユニット1の文法セッションです。
ここでは、正解を当てることも重要ですが、名詞や動詞の変化に目を向けることが大切です。単語は単数形や現在形のみを覚えがちですが、実際に活用するときには複数の形を利用します。しっかりと単語の形を視覚で理解するようにしていくことをお勧めします。
学習できる文法例
- 名詞の単数形
- 名詞の複数形
- 3人称
- 動詞の単数形・複数形
- 動詞の現在進行形
ユニット1ライティングセッション
レベル1ユニット1のライティングセッションでは、基礎的な単語・文章のライティングを学んでいきます。
学習手法
単語レベル
ライティングセッションには単語レベルで学ぶセッションがあります。例えば上の図では「newspapers」という単語を使ってライティングを学んでいます。
「newspapers」という発音を聞いた後に、自分のPCのキーボードで「newspapers」をタイピングします。聴覚と視覚から文字をアウトプットする練習です。
文章レベル
ライティングセッションには文章レベルで学ぶセッションがあります。例えば上の図では「Two bowls are yellow.」という文章を使ってライティングを学んでいます。
「Two bowls are yellow.」という発音を聞いた後に、自分のPCのキーボードで「Two bowls are yellow.」をタイピングします。ライティングでは、文法や語彙で学んだ複数形や動詞の現在形などが頻繁に使われていて、語彙・文法の理解度が試されます。
文章のチェックは少し甘め。文章の一番先頭の1文字を大文字にしないと正解になりませんが、文章最後のピリオドを忘れても不正解にはなりません。
ポイント
このような形で、基本的な文法を単語レベル・文章レベルで学習していくのがレベル1 ユニット1のライティングセッションです。
ライティングセッションは、これまで学んだ語彙や文法を活かして文章を作る練習です。これまでの英語学習では文法であっても空欄穴埋め問題などが多く、文章全てを書くことがあまりなかったと思います。そのためはじめはロゼッタストーンのライティングセッションを難しく感じるかもしれませんが、使われている単語のレベルは中学生レベルで特に難しいものはありません。学んだ英語を使える英語にしていく第一歩として進めていただければと思います。
ライティング部では、「三単元のs」や複数形、時制に注意しながら聞き取り、タイピングしていただければと思います。これらは意外と慣れてからも間違いやすい部分ですので、できる限り早いうちから直していくことをおすすめします。
学習できる文章・単語例
- newspaper
- Four bowls are blue.
- I have two plates.
- The girls have the books.
- The girl is wearing a T-shirt.
ユニット1発音セッション
レベル1ユニット1の発音セッションでは、基礎的な発音を学んでいきます。
学習手法
発音セッションを例を用いて説明します。例えば上の図では「I am wraring a skirt.」という文章を使って「wearing」の発音を学んでいます。
「wearing」という単語を二つに分解して「wear」と「ing」をそれぞれ発音練習し、最後に「wearing」を発音していきます。それぞれ音声が流れた後に発音練習をしていきます。英語のほとんどの語彙は組み合わせでできています。このように分解して理解していくことで、他の単語にも応用できるようになっています。
ポイント
このような形で、基本的な発音を単語レベル・文章レベルで学習していくのがレベル1 ユニット1の発音セッションです。
基礎的な単語が出てくる分、「これ知ってるな」と流しがちになってしまいがちですが、しっかり発音練習していくことが大切です。特に一つの単語を分解する発音練習は前述の通り、その他の単語にも応用できますので、意識しながら練習していってください。
学習できる文章・単語例
- yellow
- blue
- milk
- police officer
- flower
ユニット1読解セッション
レベル1ユニット1の読解セッションでは、読解でもなんでもなく、基礎的な単語・文章の発音を学んでいきます。
学習手法
発音
読解セッションには発音を学ぶセッションがあります。例えば上の図では「a sandwich」という文章を使って「a sandwich」の発音を学んでいます。
「a sandwich」という発音を聞いた後に、自分の声で「a sandwich」を発音していきます。発音セッションと何も変わりありません。
単語
読解セッションには語彙を学ぶセッションがあります。例えば上の図では「a child」という文章を使って「a child」の語彙を学んでいます。
「a child」という発音を聞いた後に、「ca/coo/chi」のうちで当てはまるものを洗濯します。上の図では、「a child」という発音と、少女が走っている姿の写真から「chi」を選択していきます。
ポイント
セッション名にあるような読解セッションはありませんが、基本的な発音を単語レベル・文章レベルで学習していくのがレベル1 ユニット1の読解セッションと言えます。
こちらも、発音セッションと同様、基礎的な単語が出てくる分、「これ知ってるな」と流しがちになってしまいがちですが、しっかり発音練習していくことが大切です。特に一つの単語を分解する発音練習は前述の通り、その他の単語にも応用できますので、意識しながら練習していってください。
学習できる文章・単語例
- man
- sandwich
- rice
- child
- cook
まとめ
ロゼッタストーンのレベル1ユニット1のレビューをここまで紹介しました。
レベル1は単語・文法自体は基礎の基礎なため、記事を見ていると「これはとにかく簡単そうだ」と思われたと思います。実際、単語・文法レベルは非常に簡単です。
ですが、発音を交えてになると新鮮に取り組めます。私の場合、読解問題の「a sandwich」の「wi」の発音で何回もNGが出て先に進めませんでした。言葉は知っていても発音がNG。そんな単語に気づける機会になりました。
ロゼッタストーンについて
ロゼッタストーンは200時間も学べる語学学習ソフト。
ロゼッタストーンの良いところは、スピーキング、ライティングといったアウトプットをしながら学べるところで、アウトプットすることによって、覚えた単語・センテンスを実際のシーンで利用することができるようになります。
ロゼッタストーンを活用の際は、アウトプットを意識して進めていただくと、想定している効果が得られると思います。逆に、アウトプットを意識して学習しない場合は、想定していた効果は得られない可能性がありますので、しっかりとした心構えで臨んでいただければと思います。
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